こんにちは!
くるママです♡
先日、「飲む中絶薬」承認申請へ…というニュースを目にしました。
女性の身体の事を考えれば、メリットがたくさんあるようにも思いますが…
逆にリスクやデメリットもあります。
良い面も悪い面も知っておくと、これから妊娠した時・何かあった時に必ず役に立ちますよ(*^^*)
普段は恋愛テクニックの記事等を書く事が多いんですが、このニュースは放っておけないと思ったので書いていきます♪
「飲む中絶薬」とは?
「飲む中絶薬」ってなに??って方に簡単に説明します。
妊娠を継続させる為に必要な黄体ホルモンの働きを低下させる薬+子宮を収縮させる薬
この二つを組み合わせて飲む事で人工的に中絶するお薬です。
世界では30年以上前から使用されてる薬で、現在の日本の中絶方法に比べると安心して使用できます。
現在の中絶方法
現在日本で中絶する場合は…
搔爬(そうは)法・吸引法で手術をします。
簡単に言うと全身麻酔をかけて
- 金属性の器具で子宮の内容物を掻き出す→搔爬法
- 管で吸い取る→吸引法
です。
この手術って危険で、二度と妊娠出来なくなるリスクもあります。
体の中に金属の器具を入れて掻き出すんですから、子宮が傷付く可能性だって十分にありますからね…。
それに全身麻酔をかけるので、体への負担も大きいんです。
さらに保険がきかないので、10~20万円くらいかかります。
「時代遅れな方法」だとWHO(世界保健機関)にも指摘されていますよ…。
今まででも「飲む中絶薬」は実はあった!けど…
海外では30年以上前からある薬だと始めに書きましたが、実は個人輸入で手に入れる人も…。
インターネットで調べてみると、比較的安価で手に入る事が分かります。
でもコレ…
医師の処方なしで勝手に輸入してしまうと、犯罪になります。
10年程前に実際に個人輸入がバレて逮捕された女性がいますよ。
さらに今年の2月にも交際相手が妊娠中の女性に中絶薬を飲ませて無理やり堕胎させる…という悲しい事件がありました。
それに副作用が0なワケではありません。
中には大量出血してしまう女性もいるし、中絶薬は子宮外妊娠には効果がありません。
医師の許可なく勝手に輸入して服用するのは危険だとわかりますよね。
実際に日本で承認されるまでは勝手に個人輸入するのは、やめておきましょう。
日本で承認されるなら、個人輸入に関してもしっかりと規制されるといいな…と個人的には思います。
「飲む中絶薬」のメリット
メリットとしてあげられるのは…
- 体への負担が少ない
- 「飲む中絶薬」は手術に比べて安い
- 流産した時の手術が必要なくなる
- 何かあった時に負担が少なく済む(あとで詳しく解説します)
ですね。
ひとつずつ書いていきます。
☆体への負担が少ない
やはり一番のメリットは、女性の体への負担が少なくなる事です。
全身麻酔や子宮を傷付ける可能性のある手術は、どう考えてもリスクが大きくなってしまいます…。
もちろん「飲む中絶薬」にも副作用はありますが、手術に比べるとリスクは少なくすみます。
新しい薬というワケではなく30年以上前から海外で使用されてきた薬だからこそ、まだ安心感はあるように感じます。
☆「飲む中絶薬」は手術に比べて安い
現在の中絶の手術にかかる費用は、10~20万くらいです。
病院によっても値段がちがいますが…決して安くない金額ですよね。
つまり中絶したくても金銭的な問題で出来ない…という事も多々あったワケです。
望まぬ妊娠をして中絶も出来ずに産むのは、子どもにとっても女性にとっても良くない事。
悲しい思いをする子どもを減らす事にも繋がるんじゃないかな、と思います。
飲む中絶薬はWHO(世界保健機関)によると、海外での平均価格は約740円だそうです。
安いゆえに心配な事もありますが…それはまたデメリットの所で書きます。
☆流産した時の手術が必要なくなる
中絶手術をするのは、望まない妊娠をした時だけではありません。
流産したあと子宮の中をキレイにする為にも同じ手術をします…。
中絶するワケではないけど、中絶と同じ手術をしなくてはならないんです。
流産して悲しく落ち込んでる時に、手術までしなくちゃいけないのは身体的にも精神的にもかなり負担になります。
こういう時に「飲む中絶薬」があると、少しは身体的な負担を減らせますよね。
こういった時の為にも、やはり「飲む中絶薬」はあった方が良いな…と思います。
☆何かあった時に負担が少なく済む
避妊に失敗して妊娠してしまう事もありますが…
レイプされたり、性的虐待によって妊娠させられてしまう事もあります…。
ひどい事をされて辛い上に堕胎の手術なんて、負担が大きすぎます。
それにこういう深刻な問題って誰にも相談できない事が多いですよね…。
高い手術代にも悩むだろうし、一人でどうして良いかわからず…それでもお腹の子どもは日に日に成長していく…
こういう悲しい時間を過ごしてしまう女性も少なくないはず。
「飲む中絶薬」で堕胎できるなら、彼女達の不安もほんの少しだけでも少なくなるような気がします。
「飲む中絶薬」のリスク・デメリット
「飲む中絶薬」の最大のリスク・デメリットは
「簡単におろせるし!」と思われてしまう事。
今現在の中絶方法でも「妊娠したらおろせばいいよね」って考えの人がそれなりにいます。
中には彼女に「おろしてきて」って軽々しく言うクズ男もいます。
安価な「飲む中絶薬」が簡単に手に入ってしまう世の中になったら…
さらに簡単に「おろしてきて」って言うクズ男が増えそう…。
命の重さを考えられない人間・女性を大切に出来ないクズ男が増える事が一番心配です。
それに中絶に対して軽く考えてしまうようになったら、避妊をしなくなるカップルが多くなりそう。
「もし妊娠しても…簡単におろせるし」って考えてしまう人もいるでしょうからね…。
避妊しない人が増えると、性感染症が流行する可能性も十分にあるワケで…。
中絶に対して・子どもに対して・命に対して…
軽く考える事がないようにしていきたいですね。
今後の性・妊娠との向き合い方
女性は今まで以上に自分の体を守る方法や知識が必要になってくると思います。
全ての男性が女性の体を大切にしてくれて、中絶を軽く見ない世の中になってくれれば良いんですが…
現実はそんなに甘くはないですよね。
やはり快楽を優先してしまって避妊をしっかりとしてくれない男性も多いし、妊娠したって男性の体に何か負担があるワケでもないし…
って考えるクズ男がたくさんいます。
そして女性自身も
- 避妊してって言いにくいし…
- 雰囲気壊したくないし…
- 妊娠しても簡単におろせるからいいか…
と軽く考えない事が大切。
「飲む中絶薬」が承認されれば今までよりも簡単に中絶できてしまうからこそ、命の重さや自分の体を大切にする事が重要になってきますよ。
また子どもや若い子達への性教育もしっかりとしていかないといけないですよね。
日本ではどうしても性の話は恥ずかしい話として捉えられてしまいますが、親子でも学校でもしっかりと正しい性の知識を教えていく事って必要です。
その為にも、まずは大人が正しい知識を身に付けたり、命の重さを考えてみましょう。
最後に
いかがでしたか?
「飲む中絶薬」は女性の体にとってメリットが色々ありますよね。
でも同時に「簡単におろせる」という意識も芽生えてしまいます…。
メリットだけでなくリスクやデメリットも理解して、性に向き合い望まない妊娠を避ける必要があります。
まだ承認されたワケではありませんから、これからどうなっていくのか…見て、また記事を書き足したりしたいと思います(*^^*)
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